2025/05/12 ブログ
私たちが美味しく食べている料理の裏には必要不可欠な産業があります。
牛、豚、鶏などの家畜を食肉処理する際に発生する羽や骨、脂肪、内臓など食べれない部位がどのように処理されているのか「南国興産」に視察に伺いました。
先日、チキンフーズに視察に行って鶏肉の加工を視察しましたが、その時に廃棄されていた骨や脂肪などの処理先です。
レンダリングという高熱処理することによりここに運び込まれた骨や内臓は、飼料原料などになります。
また、鶏ふんなどを燃料とする発電ボイラーも設置、その蒸気が工場の熱源となっています。
まだまだ畜ふんを持ち込みたいと生産者からの要望はあるのですが、発電ボイラーの増設に約百億はかかるそうです。
今は、匂いも極力抑え、働きやすい環境を整えておられるので、若い方々も多く働いておられました。それでも、2カ月に一度は機械を掃除されるらしく、その匂いに我慢できるのだろうかと本当に頭が下がる思いでした。
人間の排泄物の終末処理場があるのですから、家畜の処理場もあって当然ですが、食肉にならない部位や糞尿がどうやって処理されているのかを改めて知ることができて大変勉強になりました。
農畜産分野では必要不可欠な業種がここにあります。宮崎県の畜産業界のためにも、資源循環型の社会を目指す企業があることを私たちは理解していかなければならないと強く思ったところです。