2020/02/18 ブログ
自民党の女性国会議員と一緒に、
福祉関係の専門職の皆さんからご意見や要望をお聞きする
「いどばたキャラバン」を開催。
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どの分野も、人材不足です。
看護師は、特に、宮崎の学校を卒業したら、
お給料の高い都会の病院に引き抜かれていきます。
これからは、病院だけでなく、地域で看護する訪問看護、
医療も出前の時代だと言われます。
しかし、報酬の問題や、介護保険制度など課題も山積。
介護職の方からは、
世間に堂々と言えないきつい、きたないというイメージ。
メディアに大きく取り上げられるときはマイナスのときでしかない。
人相手だから、嬉しさを感じ、生きがいをもって働いている。
生活を支え、一緒に楽しんでいる、
そんなポジティブなイメージをもっと世間に流してもらいたい、
中学の職場体験にも取り上げてもらいたい、
との言葉が胸に刺さりました。
保育士さんからのご意見として、
今、ワークライフバランスということで、親の就労を助けているが、
ワークに特化しているのではないか。
仕事と家庭の両立のためのバランスといいつつ、
延長保育、放課後児童クラブの待機児童も多くなっているのはなぜか、
親が仕事中心になり、子どもの声を聞いていないのではないか。
そのため、保育士のメンタル(モチベーション)を
どう保てるかが問題です、と言われました。
そこには、保育園に対して保護者からの要望、クレームなどが多く、
保育士も疲弊している、それがわかるからこそ退職者も多く、
一度退職すると戻ってこないという実態があります。
ワークライフバランスは、保護者の雇用先から変わってもらわないと
社会全体が変わらないということです。
看護師、介護士、保育士、
どの分野も女性の多い職場です。
そんな女性も母親です。
家族の育児も介護も家事もしなければなりません。
それでも、人と関わる福祉の専門職の皆様がいなければ
社会は成り立たないのです。
だからこそ、そういう方々をトータルで支えていける社会が望まれます。
最後に、言われた一言。
「国の考え方を地方に持ってこられても困る!」
本当にそう思います。
そんな皆さんの意見を、今後も真摯に受け止めてまいります。